大腸内視鏡(大腸カメラ)検査

大腸内視鏡(大腸カメラ)検査とは?

大腸内視鏡(大腸カメラ)検査とは、下部消化管内視鏡検査ともいわれ、大腸専用の細長い内視鏡をお尻(肛門)から挿入して、S状結腸、下行結腸、横行結腸、上行結腸と奥までくまなく観察する検査です。検査中に大腸がんや大腸ポリープなどが見つかれば、組織を一部採取して(生検)顕微鏡で調べる精密検査をします。また、その場で直接大腸ポリープを切除することもできます。

大腸カメラ検査の所要時間
大腸カメラが挿入されている時間は、15~20分程度です。
検査前に大腸をきれいにするため、検査下剤を2リットル、約2時間かけて飲みます。
ご希望でればご自宅で飲むこともできます。
問診や検査の前処置(個人差があります)、麻酔の時間、検査後の医師の診察が必要ですので全体的なお時間は、半日程度になります。
大腸カメラ検査の費用
スクリーニング検査の場合・・・3600円~6000円程度(保険適用 3割負担)
生検等の組織検査をした場合・・・10000円~18000円程度(保険適用 3割負担)
大腸カメラ検査の日程
原則予約制です。
診察で緊急と認める場合、予約なしで行うこともあります。
日・祝を除く、月曜から土曜まで毎日実施しております。
日程についてはご相談ください。
大腸カメラ検査の流れ
  • 1.検査下剤を2リットル、約2時間かけて飲み、大腸をきれいにします。

  • 2.検査前にお尻に穴の開いた検査着に着替えます。

  • 3.点滴後、鎮静剤を点滴のルートより注射します。

  • 4.肛門から内視鏡を挿入します。検査中は力を抜いて楽にして下さい。

  • 5.検査後、1~2時間くらい安静にします。

  • 6.医師の診察があります。診察終了後、帰宅になります。

大腸カメラ検査の注意事項
前日の注意事項
大腸カメラ検査前日の夕食は、検査食を食べていただきます。
夜9時から検査終了まで絶食です(お水、お茶は飲んでもかまいません)。
当日の注意事項
大腸カメラ検査当日も絶食です(お水、お茶は飲んでもかまいません)。
ご自宅で検査前下剤をお飲みになる方は、便意が落ち着いてからご来院ください。
※血液をサラサラにする薬(ワーファリン・パナルジン・プレタール、アスピリンなど)を飲んでいる方は、検査前にあらかじめ申し出てください。(お薬手帳がある方はご持参下さい)
検査後の注意事項
検査の後、まれに目がかすんだり、ふらついたりすることがありますので、お車・バイク・自転車での来院はご遠慮ください。
可能であればご家族のお付き添いの上、ご帰宅ください。
その他の注意事項
検査後のお食事は刺激の少ない消化の良いものを少しずつおとりください。
翌日からはいつもどおりの食事になります。
検査当日の入浴はシャワー程度にしてください。
※検査当日に組織を一部採取して精密検査をした場合は、検査結果が出るまで約2~3週間かかります。再度受診して検査結果をお聞きください。
大腸カメラ検査でわかる病気
大腸癌や大腸ポリープ、炎症性腸疾患(クローン病や潰瘍性大腸炎など)、過敏性腸炎、虚血性腸炎、偽膜性腸炎、肛門疾患(痔核、裂肛、痔瘻)など
大腸癌などがご心配な方、ご家族に大腸の病気がある方などはお気軽にご相談下さい。

 


当院では一般診療のほか、エコーや内視鏡検査、各種検診など幅広く対応しております。
麻酔を使用した苦痛のない胃カメラ・大腸カメラの特殊検査で胃潰瘍やポリープ、胃がん、大腸がんの早期発見にも力を注いでおります。自覚症状がなくても、早期発見・早期治療のために定期検診をおすすめしています。ご希望であれば、胃カメラ・大腸カメラを同日中に行うことができます。